2010年度「ジュニア・マリン賞」高校生部門

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国土交通大臣賞・優秀賞


国土交通大臣賞

「スナメリの遊泳方法を模倣した水中推進機構の考案
~瀬戸内海に関わる環境問題や生態系についての調査を通じて~」

香川県立志度高等学校1年・3年
ロボット研究部
鶴身隼人・中間章太・細川裕生・
三宅修平・高嶋雄次郎・松本優・
堤亮孔・藤岡亮仁

瀬戸内海で絶滅が危惧されているスナメリの生態を香川県の人たちに知ってもらおうと、スナメリの遊泳方法を模倣した水中ロボットの製作に着手。スナメリの赤ちゃんの鋳造原型を作り、尾びれの動きを導き出すための計算式に苦労がみえます。まだ、このレポートでは遊泳実験まで行っていませんが、今後瀬戸内海の環境保全への啓発につながることが期待されます。

優秀賞

「帆船実習の必要性 ~初代「海王丸」80歳を記念して~」

国立富山高等専門学校1年・2年
海王丸ボランティア同好会
齋藤航大・沢田耀一郎・土屋秀生・
石黒絵里香・浦畑清楓

初代「海王丸」の建造80周年を記念して、帆船の歴史を振り返りながら未来の帆船のあり方を模索、さらに関係者にインタビューをし「帆船実習の必要性」を述べた力作です。商船学科に在籍する自分たちにとっての「帆船実習」について、それぞれの思いを訴えています。

優秀賞

「青色LEDで銀毛化促進 サクラマス視細胞の謎を探る」

富山県立海洋高等学校3年
海洋クラブ
嶋田哲也

先輩たちから引き継いだサクラマスの研究結果から、今年度は「サクラマスの銀毛化(ぎんけか)は目から入る青い光が刺激になるのではないか」と仮説を立て、ヤマメ・サクラマスの稚魚を青色LED(発光ダイオード)光の下で飼育。川から海へ移動する銀毛化の段階では変化したというデータは見られなかったものの、課題を見つけ、今後の発展を期待させる作品です。


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