海と船なるほど豆事典海の生物のなるほど

魚のとりかた

 魚をとるにはいろいろな方法がありますが、古代には釣り針や、浅瀬などに簡単なしかけをつくって漁をしていました。魚をとる道具は少しずつ改良され、やがて網で魚をとる網漁がおこなわれるようになりました。縄文時代の遺跡の中には、網漁につかわれた浮きとおもりが発見されています。さらに時代が進むと大きな漁船も造られるようになり、たくさんの船をもちいた釣漁業や網漁業がおこなわれるようになりました。

 明治時代に入るとエンジン付きの漁船がつかわれるようになり、さらに20世紀中ごろになると、石油化学工業の発達により、強くてじょうぶな網やロープ、強化プラスチック製の漁船が造られ、漁業技術が大きく発展していきました。

 現代の漁法は釣漁法、網漁法、ポット漁法、その他の漁法にわけられます。

 釣漁法にはカツオ漁の竿をつかった一本釣り、マグロ漁の針をたくさんもちいるはえ縄などがあります。網漁法にはイワシ漁などのまき網、カレイ漁の刺し網やトロール漁(底びき等)、沖の決まった位置に網をしかけ、そこにさそいこまれた魚をとる定置網漁などがあります。ポット漁法はつぼやかごで魚をとる方法です。タコつぼ漁、エビかご漁などがあります。その他の漁法には潜水漁、突きん棒漁などがあります。

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