海の日について

平成13年6月の国民の祝日に関する一部改正により、平成15年から「海の日」が7月の第三月曜日にあらためられました。

「海の日」を迎えるに当たっての内閣総理大臣メッセージ

 皆さん、こんにちは。内閣総理大臣の菅義偉です。
 令和3年の「海の日」を迎えるに当たり、心からお慶(よろこ)び申し上げます。

 四方を海に囲まれ、世界有数の広大な管轄海域を有する我が国には、国土の保全と国民の安全を確保すべく海を守っていくこと、経済社会の存立・成長の基盤として海をいかしていくこと等が強く求められています。
 我が国は海洋国家としてこの使命を果たすべく、海洋基本計画を定め、自由で、開かれた、安全な海を確保する「総合的な海洋の安全保障」に取り組んでいきます。

 また、集中豪雨、森林火災、大雪など、近年、世界各地で発生する異常気象は、気候変動が大きな要因と言われ、脱炭素化は待ったなしの課題です。
 同時に、気候変動への対応は、経済の制約ではなく、むしろ、日本を力強く成長させる原動力となります。
 このような思いで、私は2050年カーボンニュートラルを宣言し、成長戦略の柱として、取組を進めてきました。
 洋上風力発電などの海洋におけるイノベーションも活用して「経済と環境の好循環」を加速させ、パリ協定が目指す脱炭素社会の実現に向けた国際社会の取組を主導していきます。

 さらに、美しい海を守っていくためには、国際社会と連携した海洋プラスチックごみへの対応も重要です。
 我が国は、2019年のG20大阪サミットで、「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」を打ち出しました。2050年までに新たな汚染をゼロにする、このビジョンの実現に向けて、関係機関とも連携しながら、技術支援などを積極的に行っていきます。

 最後に、海のもたらす恩恵に感謝するとともに、海洋国家・日本、そして世界の、益々の平和と繁栄を願い、本年の「海の日」のメッセージとしたいと思います。
 ありがとうございました。

令和3年7月20日
内閣総理大臣・総合海洋政策本部長 菅義偉

「海の日」マーク

海の日マーク

海の日が祝日になったのを記念して、「海の日」の旗がつくられました。
この旗は、日ごろ私たちが恩恵を受けている海に感謝し、海を大切にしようという気持ちの象徴です。
旗のマークは、平成7年(1995年)に一般募集したデザインの中から、最優秀賞に選ばれた作品で、折り紙の帆船をデザインしたものです。
色は赤、青、緑の光の3原色が用いられ、黄色は太陽の光を象徴し、ロマンチックいっぱいの大海を美しくイメージしています。

「海の日」の旗の掲揚推進運動

「海の日」の旗はこの日が祝日になったのを記念して制作されたものです。「海の日」には、海への感謝の気持ちを込めて、「海の日」の旗を掲げましょう。

祝日「海の日」制定までの歴史

「海の記念日」の制定

  • 昭和16年6月5日次官会議において「海の記念日」制定を決定。
  • 昭和16年7月20日第1回「海の記念日」。「7月20日」は、明治天皇が明治9年東北ご巡幸の帰途、灯台視察船 明治丸 で、青森から函館を経て横浜にご安着された日に由来。

国民の祝日「海の日」制定運動

  • 昭和34年7月2日第19回「海の記念日」に海事関係5団体(日本海事振興会、日本船主協会、日本造船工業会、大日本水産会、全日本海員組合)によって海の日協会(会長 前田多聞元文部大臣)を設立。第1回目の祝日化運動(昭和34年~41年)始まる。
  • 昭和38年12月5日日本海事振興会と海上労働協会が発展的に解散し、日本海事広報協会が発足。
  • 昭和46年10月6日全国海友婦人会(会長 中地朝子)が内閣官房長官、運輸大臣等に対し12万人の署名を添えて祝日化の請願。第2回目の祝日化運動(昭和46年~昭和48年)始まる。
  • 昭和46年10月22日閣議において丹羽喬四郎運輸大臣が「海の記念日」の祝日化を発言。
  • 昭和46年11月海事関係10団体(前記5団体のほか、海上保安協会、日本港湾協会、日本船長協会、全国海友婦人会、日本船舶振興会)で、祝日化の要望書を提出。
  • 昭和48年7月20日海の旬間(7月20日~31日)を設け、広報活動を開始。
  • 昭和61年7月第1回海の祭典(於:北九州市)開催。以後毎年、地方主要港湾都市において開催。
  • 平成3年7月20日第51回「海の記念日」に、日本船主協会の根本二郎会長が祝日「海の日」制定を提唱。第3回目の祝日化運動始まる。
  • 平成3年11月14日海事関係7団体が発起人となり、国民の祝日「海の日」制定推進会議(議長 日本海事広報協会 永井典彦会長)が発足。
  • 平成4年2月~6月国民の祝日「海の日」制定推進会議による内閣官房長官、運輸大臣等に対する要望書の提出。
  • 平成4年6月3日海事振興連盟(会長 原田憲衆議院議員)の臨時総会において「海の日」祝日化の推進を決議。
  • 平成4年6月12日海事振興連盟は、推進委員会を設置。積極的な祝日化運動を開始。
  • 平成5年3月18日国民の祝日「海の日」制定推進会議を国民の祝日「海の日」制定推進国民会議(会長 山下勇 東日本旅客鉄道会長)に改称。評議員会及び事務局を設置。組織的な祝日化運動開始。平成5年4月以降、反復的に内閣官房長官、運輸大臣等に対する請願を行う。
  • 平成5年5月18日国民の祝日「海の日」制定推進国民会議会長に稲葉興作 石川島播磨重工業社長が就任。
  • 平成6年6月15日国民の祝日「海の日」制定推進国民会議が羽田孜内閣総理大臣に署名と要望書の提出。「海の日」祝日化の署名1,000万人達成セレモニー出陣式を開催。
  • 平成6年9月14日国民の祝日「海の日」制定推進国民会議が村山富市内閣総理大臣に要望書を提出。
  • 平成6年12月全国の47の全都道府県を含む2,281の地方自治体(全地方自治体の7割)の議会において「海の日」の祝日化の意見書を採択。

国民の祝日「海の日」の制定

  • 平成6年12月6日衆議院内閣委員会において「海の日」の祝日化を内容とする「国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律案」が委員会法案として可決。
  • 平成7年2月24日衆議院内閣委員会において国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律案を可決。
  • 平成7年2月27日衆議院本会議において同法案可決。
  • 平成7年2月28日参議院文教委員会において同法案可決。
  • 平成7年2月28日参議院本会議において同法案可決。
  • 平成7年3月8日国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律(法律第22号)公布。
  • 平成7年6月12日国民の祝日「海の日」を祝う実行委員会(会長 稲葉興作)が発足。「海の日」の広報活動と慶祝行事等の推進を行う。
  • 平成7年6月29日国民の祝日「海の日」制定推進国民会議解散。
  • 平成7年7月20日第55回「海の記念日」。
  • 平成8年1月1日国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律(平成7年法律第22号)が施行。
  • 平成8年7月20日制定後はじめての国民の祝日「海の日」。皇太子同妃両殿下のご臨席のもと国民の祝日「海の日」を祝う実行委員会主催による「海の日」制定記念式典開催。
  • 平成13年6月22日国民の祝日に関する法律の一部が改正され、平成15年から「海の日」が7月第3月曜日となる。

海の日制定の由来

私たちの国は、四面を海に囲まれた海洋国で、はるか昔から外国からの文化の伝来をはじめ、人の往来や物の輸送、産業、生活などの各分野にわたって、海に深くかかわってきました。
最近では、海洋開発やウォーターフロントの整備、またマリンスポーツの普及など海を利用する機会は急速に多様化しています。さらに、地球環境の保全という観点からも、海の役割が重要視され、海洋汚染防止などの必要性が一層高まっています。

7月20日は、昭和16年以来「海の記念日」として、海運、造船、港湾などの海事産業や船員等これらに従事する人々について国民の皆様に理解を深めていただくために、全国各地でいろいろな行事が開催されてきました。
このような海の重要性にかんがみ、近年になって国民の祝日「海の日」を設けようとの国民運動が大いに盛り上がり、その結果、平成7年2月に国民の祝日に関する法律の一部改正が行われ、平成8年から7月20日が国民の祝日「海の日」として制定されました。
平成13年6月に「国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律」が成立し、平成15年から「海の日」が7月の第3月曜日となって三連休化されました。

海の日月間イベント

海の月間イベントPDF