海と船なるほど豆事典海の生物のなるほど

日本の水産業

 漁業、養殖業、水産加工業をあわせて水産業といいます。漁業は漁船などをつかって海や川などに住む魚介類をとります。養殖業は農業に似ていて、海面や内水面で魚などを育てることをいいます。水産加工業は漁業や養殖業によって生産された魚介類を、たとえば缶詰めや冷凍食品などに加工します。これらに市場などで水産物の売買をする卸売業や、水産物を売る小売業が加わり、わたしたちはさまざまな水産物を食べることができるのです。

 漁業生産量、つまりどのぐらい魚介類をとっているかを見ると、近年減少しています。これは200海里経済水域が定められるなど、簡単にどこででも魚をとることがむずかしくなってきたからです。そのぶん、外国からの輸入が増えています。

 養殖業は全体の割合こそまだ少ないのですが、増える傾向にあります。

 日本では水産加工業は古くから発達し、水産物をさまざまな食品に加工しています。

  • 海の自然のなるほど
  • 海の生物のなるほど
  • 船のなるほど
  • 海運と港のなるほど