海と船なるほど豆事典船のなるほど

日本の造船は世界でトップ3

　かつてはイギリスをはじめとしたヨーロッパの国々が、世界中の船の多くを造っていました。やがて1950年半ばごろから日本の造船業がめざましく成長し、1956年には当時世界一の造船国だったイギリスを追いこしました。その後世界一の造船国として、たくさんの船を造りつづけてきました。しかし、1990年代後半になると韓国、そして2000年代に入ると中国の建造量が増えはじめました。

　2020年にどのくらい船を建造したかを見ると、世界では5,830万総tの船が建造され、そのうち日本は22.2％、韓国は31.3％、中国は39.9％を造りました。こうして見ると、日本、韓国、中国の3か国が世界の船の約9割を造っていることになり世界の船造りのリーダーということになります。

（参考：IHS「WORLD FLEET STATISTICS」）