海船なるほどサーチAND OR














19世紀のおわりごろになると工業の発達がめざましく、海を渡る貨物や人の行き来がさかんになってきます。それまで木で造られてきた船も現在のような鋼鉄製に変わり、大きな船が造られるようになっていきました。なかでも大西洋を渡ってヨーロッパとアメリカを結ぶ定期航路の貨客船の大型化が進みます。1901年にイギリスで2万総tをこえたセルチック号が造られると、毎年のように大きな船が造られ、1936年には8万総tをこえるクイーンメリー号が誕生しました。その後は人を運ぶのには飛行機がつかわれるようになり、客船の大型化はいったん止まりました。最近では人を運ぶのではなく、レジャーのためのクルーズ客船で大きな船が造られています。2000年に14万2,000総tのエクスプローラー・オブ・ザ・シーズ号が造られました。
 客船にかわって大型化されるようになったのは原油タンカーです。一度にたくさん運ぶと安く運ぶことができるので、1950年ごろから大型化が進みだしました。1959年に10万重量tをこえたユニバースアポロ号が造られると、1966年には20万重量tをこえた日本の出光丸、1975年には48万4,276重量tの日精丸が造られます。現在、世界でもっとも大きな船は、1980年に造られたノルウェーの原油タンカー・ヤーレバイキング号で、55万5,819重量tあります。

中東から日本へ原油を運んだ「日精丸」は48万4,276重量tで日本最大
(写真提供・新日本石油タンカー)