2025年度「ジュニア・シッピング・ジャーナリスト賞」 全賞の決定について

2026.01.21 (wed)

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海運、港湾など海事産業をテーマにした小中高生向け新聞コンクール2025年度「ジュニア・シッピング・ジャーナリスト賞」(主催・公益財団法人日本海事広報協会、会長・長澤仁志)の全賞が決定した。

グランプリの「国土交通大臣賞」は1月16日、金子恭之国土交通大臣が選考を行い、小学生部門、中学生・高校生部門それぞれ1作品が受賞。

準グランプリの「日本海事広報協会会長賞」ほか「優秀賞」「日本船主協会会長賞」「日本造船工業会会長賞」「日本港湾協会会長賞」「日本内航海運組合総連合会会長賞」「日本旅客船協会会長賞」等各賞は、1月19日にアグネス・チャン氏ら4名の審査委員により審査会を開催し、決定した。

小学生部門

「海の工事船新聞

宮城県 聖ドミニコ学院小学校 6年 

阿部 英明(あべ ひであき)

工事船①.png

工事船②.png

<選評>

『全体の構成やレイアウトに工夫が見られ、内容も簡潔にまとめられています。現地取材を通して得た体験を的確に記事へ落とし込んでおり、並々ならぬ努力がうかがえます。小学生とは思えない完成度の高い作品で、今後さらに視野を広げた作品が期待されます。』

中学生・高校生部門

「敦賀港~It looked like heaven,too~」 

東京都 順天堂大学系属理数インター中学校 3

西村 亮祐(にしむら りょうすけ)

敦賀1.png

つるが2.png

<選評>

『テーマに対する視点が斬新で、読み手を強く意識した構成となっています。歴史的背景を展開しながら、自身の考えを表現しており、高い文章力と熱意が感じられます。新聞としての完成度も高く、作品を通して社会的な問題への意識が分かりやすく伝わる点も高く評価します。』

2025年度入賞者一覧

受賞者一覧.pdfクリックすると見れます。)

2025年度審査委員と総評(順不同・敬称略)

歌手・エッセイスト・教育学博士 アグネス・チャン

船への強い愛が伝わる内容が多く、心に残る応募作品が数多くありました。運河や災害時における船の働きなど、日常では見逃しがちなことに気付かせてくれる点も多くありました。皆さんが多様な視点で海や船を捉えていることは大変心強く、未来への希望を感じます。一つのテーマを深く追究する姿勢は、これからの社会において重要な力になるはずです。応募してくれた皆さんに大きな拍手を送りたいと思います。

全国新聞教育研究協議会 理事長 小林豊茂

今年は例年になく、全国の幅広い地域から多くの作品応募がありました。小学生の作品では、レイアウトを工夫し、内容を充実させようとする意欲が感じられました。また、中学生・高校生からは、海や船、港に対する関心の高まりがうかがえました。全体的に工夫や特徴がたくさん見られ、読みごたえがありました。特に防災や文化といった視点を取り入れたテーマも多く、読み手を「なるほど!」と思わせる作品が目立ちました。

東京海洋大学 教授 黒川久幸

今年も楽しく作品を読ませていただきました。「港」をテーマにしても、港湾機能や防災、文化的側面など、多様な切り口で表現された作品が多く見られました。パソコンを活用した作品は情報量の豊富さと見やすいレイアウトが特徴的でした。一方で、手書き作品からは温かみのある色使いや作者の思いが伝わってきます。選考を通して、それぞれの表現方法の良さを改めて感じることができました。

(公財)日本海事広報協会 理事長 岡部直己

今年も多くの素晴らしい作品をありがとうございます。本コンクールを通して、児童や生徒の皆さんが、海や船を手がかりに、自分の関心を持ったテーマを深く追究している様子が伝わってきました。実際に取材に足を運び、学んだことを自分なりにまとめようとする姿勢は、応募者一人ひとりに共通して見られます。今後、どのような視点や表現が生まれてくるのか、来年の作品も大変楽しみにしています。

2025年度「ジュニア・シッピング・ジャーナリスト賞」について 

四方を海に囲まれた日本は、水産資源や観光など海の恩恵を受ける一方、せまい国土から採れる必要な資源の量は限られています。そのため、私たちのくらしに必要な食料やエネルギー資源の多くを海外からの輸入に頼っています。そしてそのほぼ100%を船で日本へ運んでいます。

「ジュニア・シッピング・ジャーナリスト賞」は全国の小学生・中学生・高校生の皆さんに、それら貿易を担う「海運」などの海事産業やそれにかかわる「船」や「港」について学び、その重要性を理解してもらいたいと2013年から開催し、今年度で13回目を迎えました。

2025年度の応募数は1,531作品(小学生部門968作品、中・高校生部門483作品、チャレンジ部門80作品)でした。

主催団体 公益財団法人日本海事広報協会

後援 国土交通省、文部科学省、海上保安庁、全国連合小学校長会、全日本中学校長会、全国高等学校長協会、全国市町村教育委員会連合会、全国新聞教育研究協議会、一般社団法人日本船主協会、一般社団法人日本造船工業会、一般社団法人日本中小型造船工業会、公益社団法人日本港湾協会、日本内航海運組合総連合会、一般社団法人日本旅客船協会                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                         

「ジュニア・シッピング・ジャーナリスト賞」は、公益財団法人日本海事センターからの補助を得て実施しています。