全賞決定!!2021年度「ジュニア・シッピング・ジャーナリスト賞」

2022.02.10 (thu)

協会からのお知らせ

船や港、海運など海事産業をテーマにした小中高生向け新聞コンクール「2021年度ジュニア・シッピング・ジャーナリスト賞」(主催・公益財団法人日本海事広報協会、会長・武藤光一)の全賞が決定しました。

グランプリの「国土交通大臣賞」は1月21日、斉藤鉄夫国土交通大臣が選考を行い、小学生部門、中学生・高校生部門それぞれ1作品が受賞(1/26既報)。

準グランプリの「日本海事広報協会会長賞」ほか「日本船主協会会長賞」「日本造船工業会会長賞」「日本港湾協会会長賞」「日本内航海運組合総連合会会長賞」等各賞は、131日にアグネス・チャンさんら4名の審査委員により審査会を開催し、決定しました。

日本海事広報協会会長賞 受賞作品

小学生部門 

「がんばれ!!インターセプター新聞」大阪府 羽曳野市立高鷲小学校 3年  宮﨑 宗獅郎

がんばれ!!インターセプター新聞.pngのサムネイル画像

中学生部門

「調べる船新聞」東京都 東京都立新島高等学校 3年 河津 明希星

調べる船新聞.pngのサムネイル画像

2021年度入賞者一覧

2021入賞者一覧.pdf

※後日、入賞作品を「ジュニア・シッピング・ジャーナリスト賞」ホームページに掲載する予定です。

2021年度審査委員と総評(順不同・敬称略)

歌手・エッセイスト・教育学博士 アグネス・チャン

今年も楽しく読ませていただきました。みなさんの海や船に対する興味が大きいことを実感しました。楽しく好奇心をもって海や船と向きあっている作品に私は目をひかれました。あらためて海というテーマの広さ、深さ、面白さを今回の新聞から知ることができました。子どもたちに教えるとともに、子どもたちから学ぶというのは大人にとって最高の幸せです。これからもぜひ調べること、学ぶことを続けていってください。

全国新聞教育研究協議会 理事長 小林豊茂

船や港など、海には見て学べる材料がたくさんあることを新聞づくりを通して感じたと思います。インターネットで調べるだけでなく、行って見て知ることの面白さも実感したのではないでしょうか。特に小学生の手書きの新聞からはその楽しさが伝わってきました。中高生のみなさんにはそのあたりの掘り下げをもう少し期待したいと思います。

東京海洋大学 教授 黒川久幸

今回はSDGsに関わる内容の作品が数多くみられ、持続可能な世界を築くための変革が起きていることを実感しました。海のゴミ問題や普段接することの少ない船員さんの仕事を取り上げた作品がありました。若い人たちが豊かで活力のある未来を創るためのSDGsに関心を持ち、この視点で海の環境や仕事に目を向けることはとても素晴らしいことだと思います。さらに興味の幅をひろげ、学習を深めていってください。

公益財団法人日本海事広報協会 理事長 尾澤克之

国民の「海離れ」が進んでいると言われています。そういう中でこれだけたくさんの若い人たちが海や船に興味をもち、その魅力を調べ伝えてくれたことに感謝します。もう一つ素晴らしいと思ったのは環境への視点です。みなさんがSDGsなど地球環境への高い問題意識をもっていることを知り、未来への大きな希望を感じました。

「ジュニア・シッピング・ジャーナリスト賞」について 

 四方を海に囲まれた日本は、水産資源や観光など海の恩恵を受ける一方、せまい国土から採れる必要な資源の量は限られています。そのため、私たちのくらしに必要な食料やエネルギー資源の多くを海外からの輸入に頼っています。そしてそのほぼ100%を船で日本へ運んでいます。「ジュニア・シッピング・ジャーナリスト賞」は全国の小学生・中学生・高校生の皆さんに、それら貿易を担う「海運」などの海事産業やそれにかかわる「船」や「港」について学び、その重要性を理解してもらいたいと2013年から開催し、今年度で9回目を迎えました。2021年度も全国から多くの素晴らしい作品が1,141点集まりました。子どもジャーナリストたちの作品を通して、1人でも多くの人に海事産業や「船」、「港」の大切さを理解し、身近に感じてほしいと願っています。

主催団体 公益財団法人日本海事広報協会

後援 国土交通省、文部科学省、全国連合小学校長会、全日本中学校長会、全国高等学校長協会、全国市町村教育委員会連合会、全国新聞教育研究協議会、一般社団法人日本船主協会、一般社団法人日本造船工業会、一般社団法人日本中小型造船工業会、公益社団法人日本港湾協会、日本内航海運組合総連合会、一般社団法人日本旅客船協会                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                         

「ジュニア・シッピング・ジャーナリスト賞」は、公益財団法人日本海事センターからの補助を得て実施しています。