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日本の海岸線距離

 日本はまわりをぐるっと海にかこまれた島国です。そして半島、岬、島などがあって、海岸線が入りくんだ地形ですから、陸地の面積にくらべて、長い海岸線をもっています。では、どのくらいの長さかというと、約3万5,600kmもあります。これは地球一周の長さの85%近くにもなる長さです。

 海岸線を47都道府県別でみると、39の都道府県が海に面していて、海岸線をもっています。いちばん長いのは北海道の4,461km、2番目は島が多い長崎県の4,183km、3番目は鹿児島県の2,666kmです。1,000km以上のところは三重県、島根県、広島県、山口県、愛媛県、熊本県、沖縄県です。逆に短いところは山形県と富山県、鳥取県となります。

 海岸線の長さはいつも同じではありません。いろいろな原因によって変化します。たとえば、港や空港の工事による埋め立てなどや、川から流れてくる土砂が河口付近の地形を変えてしまえば、海岸線の長さも変わります。また、大きな地震がおきると、地盤がもち上がったり、下がったりして地形が変わり、海岸線を変えてしまいます。(参考:海岸統計 平成28年度版)

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