海船なるほどサーチAND OR














深い海の中のようすを簡単に知ることはできません。では海の深さや海底の地形はどうやって調べるのでしょう。むかしは船からおもりを付けたロープをたらし、海底にとどいたロープの長さで深さを測りました。しかしこれでは船をいちいち止めなければなりませんから、広い海を調べるのはたいへんな作業です。そこで音波をつかう方法が考えられました。水中では陸上のように電波が伝わらないので、水中でも伝わる音波をもちいて測るのです。
 深さを測るには音響測深機という機械をつかいます。これは船底の装置から海底に向かって音波を出し、その音波が海底にあたって、山びこのようにもどってくる時間を測って海の深さを知る方法です。たとえば音波を出して海底にあたってもどってくるまで、4秒かかったとしましょう。海底までは2秒になりますから、この2秒に海の中での音波の速度の1,500mを乗じた3,000mが深さとなります。音波は船の速力よりずっと速いので、いちいち船を止めなくても観測できるのです。  現在では観測装置もたいへん進歩し、サイドスキャンソナー、マルチビーム測深機といった機械が、海底の地形を正確に観測して、海図づくりなどにいかされています。