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日本の帆船 ~日本の帆船/帆船の体験航海~
かつて世界中の海を走りまわった帆船は、汽船の登場によって活躍の場を失ってしまいました。現在、帆船は世界各国で主に訓練用に利用されています。
日本にある大型帆船は「日本丸」と「海王丸」の2隻です。日本丸は1984年に、海王丸は1989年に建造された帆船で、日本丸は商船大学、商船高等専門学校などの学生が、海技免状を得るために必要な航海訓練のために使われています。また、海王丸は、日本丸と同様の航海訓練が目的ですが、学生にまじって一般の参加者が航海訓練を受けられるようになっています。日本丸は総トン数2,570トン、海王丸は2,556トンで、ともに4本マスト・バーク型と呼ばれるタイプです。このタイプの帆船としては世界でも指折の大型船で、帆を広げた姿が大変美しく、海の白鳥ともいわれています。
ヨーロッパでは帆船による航海訓練を通じて、若い人達に大自然の雄大さ、共同生活に必要な思いやりや共同作業の大切さなどを学んでもらうセイル・トレーニングが古くから行なわれていました。日本でもセイル・トレーニングの効果が認められ、一般の人達の訓練用の帆船も就航しています。大阪市の「あこがれ」などがそうした船です。
あこがれは、大阪市が10年越しに計画を進めていた自治体初の訓練船で、1993年に建造されました。総トン数は362トンと小型ですが、世界中の海を走れる資格をもつ本格的な帆船です。帆のタイプは3本マスト・トップスルスクーナー型で、遠洋航海では40名の訓練生を乗せることができます。

一般の人達が乗船することができる本格的な訓練用の帆船には「海王丸」があります。それぞれの帆船は、年間の航海スケジュールにしたがって、一般からの訓練生を募集しています。
● 海王丸
・国内体験航船コース ・遠洋体験航海 ・参加資格:高校生以上70歳未満の男女、心身共に健康、ほか
問い合わせ先 : (公財)海技教育財団 電話:03-3288-0991