海・船・港は
魅力がいっぱい
船が私たちの暮らしを支えている

島国である日本は資源に乏しく、私たちの「衣・食・住」の基となる原材料のほとんどを海外から輸入しています。私たちの生活に必要な食料、木材、原油・ガスなどのエネルギー資源、鉄鉱石などの工業原料。日本の貿易物資のほぼ100%(重量ベース)が海上輸送(船)によって、海外から日本に運ばれています。海外と日本を結ぶ海上において、船により貨物や旅客を運ぶことを「海運」といい、日本の港と外国の港との間や、外国の港どうしの間で船によって貨物を運ぶことを「外航海運」といい、そのための船を「外航船」といいます。

国内では、長距離・大量輸送を利点とする内航海運(日本国内の港どうしの間で、船によって貨物を運ぶこと)が、環境にやさしい輸送機関として活躍しています。国内の貨物輸送の約 4 割を船で運んでいます。石油製品、セメントなどの産業基礎物資の約8割を船が輸送し、工業生産を支える大きな役割を果たしています。遠方から首都圏への身近な生鮮食品や日用品の輸送、海外から外航船で輸入された貨物は日本の主要港において中小型の内航船に積み替えられ、国内の各港に輸送されます。大小さまざまな船が、私たちの生活や産業を支えているのです。

コンテンツ一覧

  • シップガイド世界中の港を行き来する、いろいろな貨物船を紹介するミニ船図鑑。
  • SHIPPING NOW「海運」のデータを集約し、わかりやすく説明したパンフレット。
  • 海と船なるほど豆辞典海の自然・生物、船と港を小学生向きに解説。