学習 01
日本の貿易を知ろう
日本では、どのような商品を購入し、輸出しているのか。またどのような国々と貿易しているのか、その特色を調べてみましょう。また、それらはどのように運ばれているのか調べてみましょう。ワークシートにわかったことを書きながら、次のコンテンツを見てみましょう。
輸入とは商品を外国から買い入れること
日本の主な輸入品は、「原油」や「液化天然ガス(LNG)」などのエネルギー資源です。エネルギー資源は、電力や家庭用ガス、
自動車のガソリンなど、わたしたちのくらしに欠かせない多くのものと関わっています。
原油とは、石油やガソリンなどの元になるもの。燃料だけではなく、原油からナイロン、ポリエステル、プラスチック、合成ゴム、合成洗剤などもつくられていて、私たちの生活にとってなくてはならないものの1つです。
原油は、サウジアラビアやアラブ首長国連邦など中東の国々からの輸入がほとんどです。
動画提供:出光タンカー株式会社
原油は、原油輸送専用船「原油タンカー」で運ばれています。原油タンカーは大きいものだと東京タワーの高さと同じくらいの長さです。
液化天然ガスとは、天然ガスを冷却した無色透明の液体のこと。ガスを液体化すると体積が600分の1まで小さくなるので、その性質をいかして輸送しています。天然ガスは、火力発電や家庭ガスなどに使われています。また、石炭や石油に比べ燃焼したときに、二酸化炭素発生量が少ないため環境にやさしい燃料としても注目されています。
液化天然ガス(LNG)は、オーストラリアをはじめ、マレーシアやロシアなどの国々から輸入しています。
動画提供:日本郵船株式会社
液化天然ガス(LNG)は、LNG輸送専用船「LNG船」で運ばれています。マイナス162度まで天然ガスを冷やし、液化し、体積が小さくなった状態で運んでいます。
石炭は、火に燃えやすい性質をもった岩石です。火力発電や様々な産業における燃料として活用されています。
石炭は、オーストラリアをはじめ、インドネシアやカナダなどの国々から輸入しています。
動画提供:川崎汽船株式会社
石炭は「ばら積み船」とよばれる貨物船で運ばれています。ばら積み船は、一度に多くの貨物を運ぶために、貨物を箱などに入れずそのまま積みこみます。
皆さんが身に着けている衣服は、どこの国でつくられたものか、服についているタグなどをチェックしてみましょう。
衣類は、中華人民共和国をはじめ、べトナムやバングラディシュなどの国々から輸入しています。
動画提供:Ocean Network Express Pte. Ltd.
衣類やその付属品は、コンテナ船などで運ばれています。コンテナ船はコンテナと呼ばれる箱をつかって、あらゆる貨物を運んでいます。
輸出とは商品を外国に売り出すこと
日本の自動車は、外国でとても人気があるので、世界中へ輸出されています。
日本でつくられた自動車は、アメリカ合衆国をはじめ、中華人民共和国やオーストラリアなどさまざまな国へ輸出されています。
動画提供:日本郵船株式会社
自動車は、おもに、自動車輸送専用船「自動車専用船」で運ばれています。自動車専用船は巨大な駐車場のような船です。
半導体等電子部品とは、エアコンやスマートフォンなどあらゆる機械に使われている部品。日本の技術力の高さから、日本の電子部品は海外で需要が高いです。
日本でつくられた半導体等電子部品は、中華人民共和国などアジアの国々へ多く輸出されています。
写真提供:日本貨物航空株式会社
半導体等電子部品は、飛行機で運ばれることが多いです。
鉄鋼とは、鉄をつかった金属材料のことで建物や線路、橋、自動車など様々なところで使われています。使用用途にあわせたさまざまな形や性質をもった鉄鋼製品がつくられています。
日本でつくられた鉄鋼は、タイや韓国、中華人民共和国などさまざまな国へ輸出されています。
動画提供:商船三井ドライバルク株式会社
鉄鋼は、「ばら積み船」とよばれる貨物船で運ばれています。形状にあわせて、効率よく、安全に、製品を船内に積んでいきます。
自動車は3万点以上の様々な部品からできています。海外で自動車を現地生産することも多いことから、自動車の部分品が輸出されています。
日本でつくられた様々な自動車の部品が、アメリカ合衆国、中華人民共和国などさまざまな国へ輸出されています。
動画提供:Ocean Network Express Pte. Ltd.
自動車の様々な部品は、コンテナ船などで運ばれています。コンテナ船はコンテナと呼ばれる箱をつかって、あらゆる貨物を運んでいます。