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海には「公海」と「領海」という考えかたがあります。公海というのはどの国にも属さない、だれもが自由に行き来したり、魚をとったりできる海のことです。領海というのはその海の近くの国の陸地のつづき、つまりその国の領土と同じという考えかたです。
 公海と領海は国際的な法律で決められたわけではありませんでしたが、国どうしが守る考えとして、17世紀のおわりごろに世界に広まりました。領海は海岸から3海里とされ、領海の中を行き来したり、魚をとったりするのにはその国の許可がいります。1海里は1,852mですから、3海里は5,556mになります。
 ところが1945年に、アメリカの近くで発見された海底油田をアメリカが所有するために、領海を12海里に広げると宣言しました。これをきっかけに領海を広げる動きが世界中の国でおきましたが、ばらばらにおこなったため問題がおきてしまいました。そこで各国が集まって会議のうえ、1982年に「国連海洋法条約」がつくられ、領海は12海里以内とすることが決められました。
 この条約では、あわせて「排他的経済水域」も決められました。これは陸地から200海里までの海は、その国が魚や海底資源をとったり管理する権利をもつというものです。公海と領海の中間の海という考えかたになります。つまり200海里の中を行き来するのは自由ですが、魚や海底資源をとるにはその国の許可が必要な海ということです。