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客船とフェリー ~長距離フェリーの航路と会社/島のくらしを支える離島航路~
~ 長距離フェリーの航路と会社 ~
日本各地の主な港を結ぶ長距離フェリーは海のバイパスとも呼ばれ、陸上の高速道路にあたる役割を果たしている重要な交通機関です。フェリーは客船と貨物船両方の機能を備え、客船としては車ごと運転者や乗船客が乗り降りでき、船内でくつろぎながら目的地へ向かえるので、長距離の移動が楽にできますし、貨物船としてはモーダルシフト(トラックによる陸上輸送の一部を海上輸送や鉄道輸送に切り替えること)の担い手として、その役割の重要性がますますクローズアップされています。

日本での長距離フェリー航路は1968年、神戸~小倉航路でスタートしました。その後、続々と新しい航路が開設され、現在では日本一周が可能なほどの航路網が整備され、約60隻の1万総トンを越える大型船が就航して、人や物資を運ぶ大動脈として活躍しています。

長距離フェリー航路
航路 就航船舶 総トン数 旅客定員 運航会社 問合せ先
小樽~舞鶴 はまなす
あかしあ
16810 746 新日本海フェリー 06-6345-2921
011-241-7100
小樽~新潟 らいらっく
ゆうかり
18229 892
苫小牧東港~秋田~新潟~敦賀 フェリーしらかば
フェリーあざれあ
20563
20554
926
苫小牧東港~敦賀 すずらん
すいせん
17382 613
苫小牧~仙台~名古屋 きそ 15795 768 太平洋フェリー 052-582-8611
011-281-3311
いしかり 15762 777
きたかみ 13937 781
苫小牧~大洗 さんふらわあさっぽろ 13654 632 商船三井フェリー 029-267-4133
0144-34-3121
さんふらあふらの 13539 705
さんふらわあしれとこ 11410 154
さんふらわあだいせつ 11401 154
東京~徳島~新門司 おーしゃんいーすと
おーしゃんうえすと
11522 401 オーシャントランス 03-5148-0109
093-481-7711
おーしゃんのーす
おーしゃんさうす
11114 148
大阪~別府 さんふらわあこばると
さんふらわあいぼり
9300 710 フェリーさんふらわあ 0120-56-3268
神戸~大分 さんふらわあごーるど
さんふらわあぱーる
11178

11117
748
大阪~志布志 さんふらわあさつま
さんふらわあきりしま
12418 782 フェリーさんふらわあ 0120-3268-56
大阪~新門司 ふぇりーきたきゅうしゅう 9500 713 名門大洋フェリー 050-3784-9680
フェリーおおさか 9500 713
フェリーきょうと2
フェリーふくおか2
9800 877
泉大津~新門司 やまと
つくし
13353 667 阪九フェリー 0725-22-7171
078-857-1211
神戸~新門司 フェリーせっつ
フェリーすおう
15188 810
大阪~宮崎 みやざきエキスプレス 11931 690 宮崎カーフェリー 06-6616-4661
0985-29-5566
おおさかエキスプレス 11933 690
東京~志布志~与論~那覇 飛龍21 9225 92 マルエーフェリー 03-5643-6170
06-6341-8071
099-226-4141
神戸~大阪~名瀬~亀徳~和泊~与論~那覇 琉球エキスプレス 6265 240
鹿児島~名瀬~亀徳~和泊~与論~本部~那覇 フェリーあけぼの   8083 682
フェリーなみのうえ 6586 804
鹿児島~喜界~名瀬~古仁屋~平土野~知名 フェリーあまみ 2942 243 奄美海運 099-222-2338
フェリーきかい 2878 365
主な定期航路(貨物フェリー・RORO船)
苫小牧~敦賀 ほくと
つるが
8608 近海郵船物流  03-6743-1700
とかち 9858
苫小牧~常陸那珂  まりも 8348
ましう 8349
釧路~日立 ほくれん丸
第二ほくれん丸
13950 川崎近海汽船  03-3592-5872 
苫小牧~常陸那珂 勇王丸 9348
ほっかいどう丸 12526
油津~細島~東京~油津 南王丸 9832
 常陸那珂~北九州 新北王丸 5901 
東京~博多~宇野~東京 さんふらわあはかた 10507 商船三井フェリー  03-6853-8006 
東京~徳山~博多~岩国~東京 さんふらわあとうきょう 10503
追浜~御前崎~苅田~大分 むさし丸
みやこ丸
13927 
釧路~東京~船橋 新釧路丸 5310  栗林商船 03-5203-7983
苫小牧~釧路~仙台~東京~大阪 神端丸 13097
苫小牧~釧路~仙台~東京~名古屋  神川丸  13018
苫小牧~釧路~仙台~東京~名古屋~大阪 神泉丸 13089
苫小牧~釧路~仙台~東京~大阪 神明丸 13091
苫小牧~東京 神王丸 11790
東京~苫小牧~釧路 ひまわり1
ひまわり2
7323 日本通運 03-3521-5681
03-3528-1311
東京~苫小牧~釧路~東京~大阪~高松~東京 ひまわり3   7323
東京~博多~岩国~東京 ひまわり5 10470
東京~博多~宇野~東京 ひまわり6 10470
~ 島のくらしを支える離島航路 ~
日本には大小合わせて6,000を越える島があり、このうち400あまりの島で人々が生活しています。これらの島と本土との行き来、生活に必要な物資の輸送などのために船の運航は欠かせません。そこに住む人々のくらしにとって不可欠な航路を生活航路と呼びますが、離島航路は生活航路の代表です。近年、島で暮らす若い人達が都会へ出てしまい、島の人口が減って船の利用客が少なくなり、航路の維持が困難なところもあります。しかし、生活航路をなくすわけにはいきませんので、航路を維持するために国や県などが資金的な援助を行う制度が設けられています。また、積極的に観光客を呼ぶなど、収益向上のためのさまざまな経営努力がなされています。
島の人にとっても、また、訪れる観光客にとっても利用しやすい航路にするためには、高速で快適であることも大切な条件です。たとえば新潟~佐渡島航路や鹿児島~種子島・屋久島航路などに就航している水中翼船の一種であるジェットフォイルは、43ノット(時速約80km)あまりのスピードを出すことが出来、水中翼で船体が浮き上がるのでほとんど揺れません。さらに、お年寄りや身体に障害のある方にも快適に旅行できるよう旅客船のバリアフリー化も進められています。また、多くの離島航路でフェリー化が進み、本土と島を車で簡単に行き来できるようになったことも、見逃せません。こうした船の整備は、離島にとって大切なことなのです。